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『樫野 (給兵艦)』より : 樫野(かしの)とは、大日本帝国海軍が建造した給兵艦(補給艦)である。1940年7月10日竣工。<br/>「給兵艦」とは、主に武器・弾薬などを搭載し輸送する艦である。通常、このような艦は弾薬を暴発させないための冷房設備を備えたりするが、「樫野」は給兵艦としては一線を画す艦である。<br/>本艦本来の目的は、給兵艦ではなく大和型戦艦の主砲塔を運ぶ「重量物運搬船」である。<br/>海軍は、大和型戦艦の建造を決定したが、その主砲を「九四式四十糎砲」と呼称するなど46センチであることは極秘になっていた。その46センチ砲を制作するところは呉工廠一カ所しかなく、同じ呉で建造される「大和 (戦艦) 大和」以外の艦、「武蔵 (戦艦) 武蔵」(長崎の三菱造船所)・「信濃 (空母) 信濃」(横須賀工廠)の艤装をおこなうために、主砲及びそれらの部品を輸送する必要があった。しかし、民間船で輸送した場合、そこから機密が漏れること可能性を恐れた海軍は。大和・武蔵建造を決めた第三次補充計画において、それらを輸送する目的で本艦の建造も決定、1940年 昭和15年、三菱の長崎造船所で竣工となる。<br/>